ゴキブリが怖くなくなった

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最近、ゴキブリが怖くなくなった気がする。

40過ぎたおっさんがゴキブリ怖い怖くないとかアレですが、子供の頃からほんの数年前まではそれはそれは恐怖だったわけですよ。

あのテラテラ黒光りする怪虫を部屋の壁に見つけた瞬間の戦慄、一時も目を離せない緊迫感。今ここで手元にある雑誌を武器としてこのクリーチャーを叩き潰すか?殺虫剤の毒ガス攻撃で葬るのか?逡巡する私。

「この位置からでは打撃攻撃はかわされる可能性がある、よし殺虫剤攻撃だ!…いや、いかん!殺虫剤は隣りの部屋じゃないか…。ここでこの場を離れると奴は身を隠してしまう。うむむむ…やむを得ん!打撃攻撃で乗り切るしかない!バンバンバーン!」次の瞬間、突然、飛行形態に変形してパタパタと眼前に迫りくるクリーチャー、(飛ぶんですね)あわわわと頭を抱えて逃げまわる私…。

こんなことを昔はよくやってました。

ところがである。近頃はゴキブリを見ても「あ、ゴキだ」とぼんやり思うだけ。 「うーん、どうしよっかなー。まあ、一応退治しとかなきゃ。」ゆらゆらと殺虫剤を取りにいく私。その間ゴキはソソクサと物陰に隠れてしまう。「あ、逃げた。ま、しゃあない。」てなもんです。

そういえば、昔はゴキブリが実際の3倍くらいの大きさの巨大怪虫に見えてたもんだが今は原寸大に、いやそれ以下に見える気がする。ハエとか蛾の感覚に近いのかもしれない。うっとおしいとは思うが恐怖はない。これはゴキブリを克服したということなのだろうか?いや、例えば体にもぞもぞと這い上がってきたりしたら、それはそれできっと驚くと思うが、なんか「うえ、キモッ」とか言いながら手で平然と叩き落とせるような気がするのだ。 かつての背中がゾワゾワーッっと総毛立ち固まってしまう恐怖はない気がする。

よくわからんが、これも歳をとったというものなのかも。 歳をとると死への恐怖が徐々に遠ざかるという。こういう感性も少しずつ衰えるものなのかもしれない。 だったら、それはそれで淋しい事なのかもしれないな、なんて思ったりもするのです。

まずは歩き出そう

嫁がひとりで「花の店はれ」を始めて何年になりますかね。 どうなることか、と思いつつ気がつけば10年以上も小さいお店ながらもお客様に支えられ続けて何とか続けられています。 本当に感謝感謝です…